How To 人を信じる

 誰かを信じるというのは出来そうで出来ないことだと思います。気持ちを信じるとなるとさらに難しくなります。

 「相手はきっとこう考えているはずだ。」

 そう思っても、本当にそうである確証はどこにもありません。想像力を働かせれば働かせるほど不安になる。悪い方へ悪い方へと考えてしまう。それが、他人の心を読むことの出来ない人間という生き物の常だと思います。

 想像することで、信じきれなくなり不安になるのであれば、想像しなければいいのではないでしょうか。

 相手が信じるに足る人間であるのなら、想像などせずに、そう考えた自分を信じればいい。相手を信じるのではなく、自分を信じる。信じる対象を変えてみる。

 自分の考えであれば手に取るようにわかります。それを信じることなら出来るはずです。

 そうは言っても、自分を信じるということは自分に自信を持つということですから、それなりの難しさはあります。でも、「あいつは信用できる」という自分の判断だけを信じるのであれば、何とか出来そうです。

 うまく相手を信じることが出来れば、自分の気持ちが楽になります。信じきれないうちは頭の中で良いことと悪いことの堂々巡りが起こってしまいます。その堂々巡りの間中、自分の気持ちにダメージを与え続けます。それは、それほど良いことではありません。度を過ぎれば、回復不可能なほどになるかもしれません。

 私はこうやって、なんとか自分を支えています。他の人には難しい部分があるかもしれません。でも、弱い精神を持つ私でさえも出来ているのですから、困ったときは、自分を信じることで支えとしてみてはいかがでしょうか。

 元から強ければこんなことしなくていいのですけど。強い人に、あこがれます。

制作・著作 宗教法人正太寺