親は子の鏡

 私の父親は、車の運転がゆっくりです。
 ゆっくり、というか、ゆったり、というか。

 スピードは控えめで、安全運転が基本です。

 安全運転とは、ゆっくり走るだけでなく、あらゆる局面を想定して、最大限の注意を払う、ということですね。他人を守り、同乗者を守り、そして、自分も守る。

 それが分かったのは、自分で免許を取って何年かしてからですけれど。

 私も基本は安全運転です。まあ、若いからそれなりに、というときもありますが。

 無謀な運転を見かけるときがあります。
 でも、私はそんなこと、出来ません。

 無意識のうちにブレーキがかかります。
 「鉄のかたまりを運転する以上、安全に運転するべきだ。」

 それが脳内に植え付けられているのは、父の影響に他ならないでしょう。

 父がブンブン飛ばして走るような人であったら、私もきっと、それが普通だと思ったことでしょう。

 たとえ、教習所で安全運転を学んだとしても。


 親は子の鏡。
 子は、親の背中を見て育つ。

 私はまだ結婚もしていないから、大きなことは言えません。
 でも、これだけは言っておきたい。

 世の中のお父さん、もちろんお母さんも。
 子どもはいつも自分を見ているということを、ちゃんと分かっていますか?
 あなたの背中は、子どもに堂々と見せられる背中ですか?

 親は子の鏡。
 そして、


 子は親の鏡。


 自信を持ってみせられる背中に、しましょうね。

制作・著作 宗教法人正太寺