4

 4という数字は不吉だと言われます。はたして本当にそうなのでしょうか?4の復権を試みたいと思います。


 もちろんみなさん、そんなものは迷信であるというのはご承知でしょうけども。でも何となく気になりますよね。
 だから、みなさんが考えているであろうことをここで改めて示すことによって、自信をつけていただこうというわけです。



 不吉である理由としてよく言われるのは「4」=「し」=「死」という説。4という数字の読みが、死を連想させるから不吉だというのです。

 ほかにもあるかもしれませんが、とりあえずこの説に対する対抗手段を考えましょう。

 まず、その読み方について。4を「し」と読むのは、一部の言語地域の人たちだけです。中国語で何と読むのか分かりませんが、代表的なのは日本語ですよね。訓読みでは「よん」、音読みでは「し」となります。

 でも、4という数字は世界共通です。読み方は言語によって様々です。一つの言語の読みが死を連想させるからと言って、はたして不吉だという理由になるのでしょうか。
 そんなはずはないですよね。


 まずはこんなところでしょうか。
 次は視点を全く反対側に持っていってみましょう。つまり、死は不吉だというが、本当に不吉なのか?ということです。

 人は死を忌み嫌います。死の恐怖から逃れるために宗教に頼ることもあります。しかしそれでも、死は誰にでも訪れます。今までに、死から逃れられた人はいません。死は、絶対なのです。
 生まれた以上、必ず死は訪れます。

 そう。「死」は、人に対してこれ以上ないほどに平等な出来事なのです。
 こんなにも平等な出来事を、「吉」と「不吉」という分別の仕方をして良いものなのでしょうか。

 人は死を恐れるあまり、死を不吉なものとしてしまいました。しかし「死」、それ自体はなんら不吉なものでもなく、人に対して平等に訪れる人生の1ページでしかないことがお分かりいただけたと思います。

 人は「死」にたいしてあまりにひどい扱いをしていますね。もっと死について考えるべきでしょう。
 また、その死を読みが連想させるからと言って不遇な扱いをされている「4」もかわいそうです。そろそろ名誉を回復してあげても良い頃ではないでしょうか。


 とかく人は、ほんの些細なことから想像力を膨らませて、勝手に「吉」「不吉」という区別をしてしまいがちです。しかし、それがかえって自分の首を絞めていることに、気が付かなければなりません。

 4を不吉とするあまり、ものが4つそろうのをさけてみたり、部屋番号は4をとばしてみたり。余分な苦労を自らの手で増やしています。

 それらを一気に解消するのはおそらく無理でしょう。このひとりごとを読んでその気になったところで、世間の「常識」の壁は厚いのです。

 だからまず、こつこつと。身の回りでこつこつと。他人に押しつける必要はありません。4は不吉じゃない!と声高に叫んでみたところで、「それは分かるけどでもそれじゃ世の中渡っていけないよ」となってしまいます。

 だから、人に迷惑のかからないことからこつこつと。
 ・・・こつこつやるのは苦手ですか?それが一番の早道だと信じてください。信じれば、それが真実です。

制作・著作 宗教法人正太寺