時の流れ

 新年あけましておめでとうございます。いよいよ21世紀がやってきました。
 21世紀がやってきたといっても、和暦にしてしまえば平成13年。昨年から1年経っただけです。でもまあ、そう言わずに・・・時の流れというものを実感するのに、世紀の変わり目というのはちょうどいいのです。

 私が子どもの頃、21世紀など、まだまだ遠い未来の話だと思っていました。このサイトを訪れてくださる方々の多くも、同じように感じていたことと思います。しかし、現実に21世紀はやってきました。時は確実に流れています。

 今この一瞬というものは、その一瞬しか存在しません。さっき自分がいたはずであるその時は、すでに過去のもの。二度と戻っては来ません。

 そうした考えのもと、「今現在が最も大切だ。だから今、やりたいことをやるんだ」という思想が蔓延しています。しかし、それはあまりにも短絡的な考え方です。今この一瞬は、過去の出来事に基づいています。自分が今ここに生きているのは、元はといえば両親が自分を生んでくれたから。それ以前に、両親が出会ったから。両親が生まれたから・・・。

 そこまでさかのぼらなくても、自分が今の職業に就いているのにも、何かしらの過去の原因・理由があるでしょう。他にも、今の自分を構成しているものは、過去に大きく依存しているはずです。

 過去があって、今があるのです。

 そして未来は、今を基に築かれます。過去があるから今があり、今があるから未来があるのです。

 確かに「今」はとても大切です。我々が生きることが出来るのは、「今」この一瞬しかないのですから。しかし「今」は、未来を築く要因でもあります。

 「今」が大切だから、やりたいことをやるのではなく、より良い「未来」のために、「今」を大切にするべきでしょう。

 ちょっとした視点の違い。でも、たったこれだけで、ずいぶん前向きに「今」というものを大切に感じることが出来ると思います。より良い未来のために、今をもっともっと大切にしていきましょう。

制作・著作 宗教法人正太寺