無煙線香って・・・

 お盆ですね。お寺は、お盆になるととても忙しくなります。そう、ホームページの更新をしてる場合じゃないほどに。
 ではなぜ更新したのかって?どうしても書きたいネタがあったからですぅ。

 世の中には無煙線香というものがあるそうで。字の通り、煙が出ないんだそうです。
 ところで、線香ってなんでしょう。線香は、(仏教的には)その煙と香りでその場を清めるものです。線香を立てると、何となく雰囲気が変わるでしょう?それには、線香の出す煙と香りが大きく影響しているのです。

 つまり、煙のない線香なんて、線香に非ず。確かに、煙くないのはいいかもしれません。でも、それでは意味がないー、のです。たばこじゃないんですから、そこまで煙を嫌わなくてもいいんじゃないかと。

 で、もしも仏具屋さんなどで、この線香、煙が出ないんですよー、煙くないんですよー、おすすめですよー。と言われたら。
 仏具屋さんの本業は商売です。私の本業は僧侶です。あなたなら、どちらを信じます?

 さらにもしも。近所のお坊さんに同じように勧められたら。仏教がこの世にあらわれて2500年。いつ線香というものが登場したのか分かりませんが、線香出現以来変わらずに用いられてきたのには訳があるのです。その点を聞いてみてください。

 「今まで長い間(何百年単位?)煙の出る線香を使ってきたのに、その煙にはなんの意味もなかったのですか?」

制作・著作 宗教法人正太寺