石油ファンヒーター

 世の中どんどん進化しているもので、最近の石油ファンヒーターは灯油の残量がおおよそ把握できるようになっています。
 私の使用しているファンヒーターでは、灯油の残量を3つのランプの点灯具合で表示するようになっていて、3つ全て点灯していれば満タンから3.5リットルの間、2つ点灯していれば3.5リットルから2リットルの間、1つしか点灯していなければ2リットル以下であることを教えてくれます。

 この油量モニター(私のファンヒーターでは上記の装置をこう表現しているので、以下ではこのように表記します。)があるおかげで、私のファンヒーターの利用形態が随分と変わりました。

 私は人に自慢できるほどの寒がりなので、寒いときはちゅうちょ無くファンヒーターの力を拝借していました。しかし、スイッチを入れる前に油量モニターを確認し、灯油の残りが少なくなっていることに気がつくと、本当に今、その力を必要とするほど寒いのかを考えるようになりました。なぜなら、灯油が無くなったら補充しなければならないからです。

 私はめんどくさがり屋の合理主義者です。今の寒さと、灯油を補充するという面倒な行為を比較し、中期的な視点からもっとも合理的な結論を出します。これにより、今まで寒いと感じたら無条件でファンヒーターに頼っていたものが、ある程度の寒さまでは耐えるようになりました。

 カンタンに表現すれば、ファンヒーターを利用する機会が減ったということです。それはつまり、灯油の消費量が減少したことを意味し、石油資源の節約をしていることになります。

 油量モニターがファンヒーターに搭載されることによって、めんどくさがり屋という私の短所的性格が、石油資源の節約に貢献することになったのです。これはすごいことです。人間の短所を、長所に変えてしまうのですから。これで私もエコロジストの仲間入り!

 ただし、欠点が一つ。油量モニターは灯油がたくさん入っているという保証もしてくれるため、その場合には今まで以上に短絡的にファンヒーターに火を灯すようになってしまったこと・・・プラスマイナス0か?

制作・著作 宗教法人正太寺